【玉ちゃんの酔滸伝】テリー・ファンクさん、フォーエバー　派手に技を受ける事で攻撃した相手よりも光る事が出来る...　教えは今も心に

　「テキサスの荒馬」ことプロレスラーのテリー・ファンクさんが亡くなりました。

　子供の頃の私をプロレスファンにした決定的な試合が1977年に開催された「世界オープンタッグ選手権」の決勝戦です。　兄弟タッグ「ザ・ファンクス」として参戦したテリーさんでしたがアブドーラ・ザ・ブッチャーに腕をフォークでめった刺しにされて大流血。　凄惨（せいさん）な試合に小学生だった私は衝撃を受けました。　卑劣な攻撃を受けたテリーさんを助けるドリーとの兄弟愛やファイティングスピリットに痺れたのです。

　その後、アントニオ猪木さんの元からジャイアント馬場さんの全日本プロレスに電撃移籍したスタン・ハンセンが試合に乱入。　テリーさんが場外でハンセンのウエスタンラリアットを受けた事がありました。　そのやられっぷりも印象に残る出来事でした。　フォーク攻撃もラリアットも派手に受けるテリーさんは当時の私に“何か”を教えてくれたのです。